
現行の業務システムは、UI/UX面、機能面、インフラ環境面等で大きな課題を抱える状況にありました。
経営陣が構想する未来のシステム像を実現するために、どのような対応が必要なのかを明示化するため、オフショア側では、日本側の指示のもと、システム監査に向けた現行業務システムの調査資料を参考し課題分析を実施いたしました。現状把握と課題の可視化に向けた各種支援業務を担いました。
プロジェクト開始前のお客様の課題
・外部パッケージソフトやITツール等を導入したいが、現行の業務システムとの連携が難しい
・現在のシステム仕様上、追加したい機能の実装に課題や問題を抱えている
・業務効率化を促進したいが、どのように進めたら良いかわからない
オフショア側では、これらの課題が整理された資料やヒアリング内容をベースに、分析・資料作成をサポート
お客様の状況に対するGeNEE-Vのアプローチ
・現行の業務システムを対象としたシステム監査を日本側が主導し、オフショア側は技術資料の翻訳、整理、図解などを担当
・キーパーソンに対する質問紙調査/インタビュー調査をもとに、調査結果の取りまとめや情報の分類、テンプレート整備を支援
・コンセプト資料作成に向けた、Pro/Con整理表、課題一覧、図式化資料のドラフト作成・修正支援を実施
リリース後の成果
・既存システムと新システムのPro/Conを可視化し、文書化するための比較表作成に協力
・具体的な開発方針/開発計画の策定支援(構成案、スケジュール案のドラフト整理)
・新システムに対する現場の共通認識を得るため、社内向け説明資料や図解スライドの作成をサポート
開発のポイント
ポイント①:Pro/Consを基に何度もディスカッションを重ねる
オフショア側では、現場からの調査結果を踏まえたPro/Conの一覧を作成し、日本側ディスカッション用資料として展開しました。
特に生産部門・製造部門などの実務担当者の意見を反映するため、ヒアリング結果をもとに意見を分類し、提案パターンごとの見解を整理。
最終的に、すべてのディスカッション結果をコンセプト資料に反映させるための編集作業にも関与しました。
ポイント②:お客様にとっての全社最適解を模索する
営業部門、生産部門、製造部門、経理部門、総務部門、人事部門、経営管理部門など、各部門のキーパーソンに対する複数回のヒアリング内容の整理をオフショア側で支援。
質問票のフォーマット設計、回答内容の集計、分析コメントの補足、日本側報告用の要約レポート作成などを担当。
また、組織横断的な課題に対しては、ディスカッション用の論点資料を作成し、意思決定に向けた判断材料として提供しました。
ポイント③:具体的な開発方針・開発計画を基に、次期DXプロジェクトが始動する
コンセプト資料に基づき、オフショア側では以下のような支援を継続的に実施しました:
- スイッチングコストを軽減するための、現行機能マッピング表の整備
- プロジェクト管理に必要なWBS、課題管理票の初期設計支援
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